【コラム】仕事とプライベートを両立させる秘訣

近年、就活生と話していると「仕事とプライベートは両立させたいんです!」「残業が少ないところがいい」などの声をよく聞きます。仕事とプライベートを両立させたい若者が増えてきていると感じます。

今回は、仕事とプライベートの両立について考えてみたいと思います。

目次

  • そもそも働き方改革って?
  • 働き方改革の取り組みをポイントにした企業の探し方
  • 受身ではなく自分の力で両立させることが大切!そのコツとは

そもそも働き方改革って?

「働き方改革」という言葉は聞いたことがある人が多いと思います。より働きやすく、仕事とプライベートとを両立させやすくするための政策だということはイメージできると思いますが、具体的なところに踏み込んでみたいと思います。

時代背景

この働き方改革を一言で言うと「個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で選択できるようにするための改革」なんだそうです。

その背景には少子高齢化問題が挙げられます。高齢者の割合が増え、生産年齢人口(15歳以上65歳未満)が減少しています。

ある一つのプロジェクトを10人で行うのと、3人で行うのではどちらが生産性が高いかは一目瞭然ですね。つまり、少子高齢化に伴い、生産性も低下していく恐れがあるということになります。一人あたりの仕事量が増え、いわゆる「働きすぎ」という状況に陥ってしまうかもしれません。

一方、近年は「フリーランス」「副業」など人々の働き方も多様化してきています。自分に合う働き方を自分で選択することが重要とされる時代になってきていると感じています。

こういった背景を踏まえ、働き方改革が推進されることになったのです。

働き方改革を通して決められていること

働き方改革を推し進める上で具体的に決められていることが何か、みなさんはご存知ですか?一時期ニュースでも話題になっていたので知っている方も多いと思います。

今回は具体的な取り決めの中でも私が個人的によく耳にする二つをご紹介します。

一つ目は、「残業時間の上限規制」です。原則として、月45時間、年間360時間と定められています。あまりピンと来ないかもしれませんが、1日に換算(休日は除く)すると約1~2時間になるそうです。

30、40年程前は、残業は当たり前で、日付を越えることも多くあったそうです。私も学生のときは「深夜まで残業するのかな…」と思っていましたが、1日1~2時間程度なら頑張れるかも?という印象を受けました。

そして二つ目は、「一人1年あたり5日間の年次有給休暇の取得」です。これは「義務化」されているので、必ず取得しなければなりません。

多くの会社が入社半年後に有休の取得が可能となるので、10月~9月を1年として5日以上取得することになります。私も普段有休をあまり取得しない方でしたがきちんと取得しました!

働き方改革の詳細は厚生労働省のホームページに掲載されているので、もっと詳しく知りたい方は調べてみてください。

働き方改革の取り組みをポイントにした企業の探し方

働きやすさを大切にした企業に興味があるけどどうやって調べたらいいんだろう?という悩みのある方必見!企業の探し方についてもご紹介します。

働き方改革の取り組みを推進する企業の探し方

働き方改革に関する取り組みを積極的に行っている企業の中には、認定を受けている企業もあります。

  • 仕事と家庭の両立に関して積極的な取り組みを促進している企業に認定される「くるみん」
  • 性別に関わらず全員が活躍できるよう男女共同参画を推進する企業に認定される「岡山市女性が輝く男女共同参画推進事業所」

上記以外にも様々な認定があり、ホームページでは認定を受けている企業の一覧も見ることができます。厚生労働省、岡山労働局のホームページにも働き方改革の実践企業の紹介などが掲載されています。

興味のある特定の企業がどんな取り組みをしているのかについて調べ方

企業がどんな取り組みをしているかについては、ナビサイトやコーポレートサイト(会社ホームページ)に掲載されている場合があります。

ナビサイトでは、「雇用情報」の記載が義務づけられており、平均勤続勤務年数や平均有給休暇取得日数など、規定数だけ項目を選択して記載しています。

またオカジョブでは「はたらく環境」という項目があり、働きやすさについて詳しく記載されています。認定企業かどうかといった目に見えて分かるものはもちろん、その会社のイチオシポイントが掲載されているのでしっかり目を通してください。

サイトを見ても分からない場合は、インターンシップや説明会、選考などで直接尋ねるのが良いでしょう。

受身ではなく自分の力で両立させることが大切!そのコツとは

学生さんと話していると「企業が与えてくれるもの」にばかり目が向いている人が多いような気がします。ですが、実際は働きやすいかどうかは自分次第だと私は考えています。

例えば、同じ仕事量でも残業をせず帰る人と時間ギリギリまで残業する人。その違いは何でしょうか?仕事を効率よく進めること、モチベーションを上げて業務に取り組めることが今の時代、大変重要になってきています。

仕事とプライベートで気持ちを切り替える

仕事とプライベートを両立できない人とはどんな人でしょうか?私が思う両立できない人は、休日も仕事をしている、もしくは仕事のことを考えている人かなと思います。

仕事のときとプライベートのときとで気持ちを切り替えることが大切です。そのためにも、仕事中は集中し、サッと気持ち良く退社できたらいいですよね。

例えば、「この仕事はこの時間までに終わらせる」と目標を決めることや、「最低限これを終わらせる」と業務に支障をきたさない程度でハードルを下げてみると業務の成果が分かりやすくなります。

机の書類やパソコンのデータなどを整理しておくといった物理的なやり方でも気持ちに変化が出てくると思いますよ。

自分のストレス解消法や趣味を持っておく

休みのときはしっかり休む!というのが社会人生活で大切なことかなと思います。休みの日に何もしないで過ごすよりは気持ちをリセットできるようなストレス解消法や趣味を持っておくと良いです。

私も休日は家でダラダラしがちですが、外に出かけたり友だちと遊んだり、家事をしたりなど動いているときの方が、多少身体は疲れても充実感があり、「明日から頑張ろう」という気持ちになれます。

アウトドア派、インドア派、それぞれあると思いますので、自分に合う休日の過ごし方を学生のうちに見つけておくと良いと思います。楽しみがあれば仕事も頑張れる、という効果も期待できます。

就活生が思う働き方も変わってきている

以前お会いした社会人の方がこのように言っていました。「自分たちが就活をしていたときは、とにかく稼ぐ!ということを重視していた。でも今は、社会貢献や地域貢献などを面接で話す人がいてびっくりしている」

働くということは、「お金のため」ということももちろん大切です。しかし近年はそれ以外の目的を見出して就活を行う学生が増えてきているんだなと感じました。

「給料が低くても休みがほしい」「給料が低くても人間関係が良いところがいい」と給料より優先順位の高い項目を設けている人もいますね。

自分が何のために働くのか、どんな働き方がしたいのか、3月のナビオープンまでに時間をかけて考えてみてください。

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