ナビサイトオープンまで残り3ヶ月を切りました。また2018年もあと1ヶ月。来年を迎えるとあっという間に就職活動のスタートです。
今回のODL就活Café企画「ステラボ」では、就活を控える学生さん向けに「業界」について採用コンサルタントの堀江よりお話しをさせていただきました。
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「業界」は企業を選ぶ上での判断基準
さて、今回のテーマ「業界」ですが、みなさんは業界についてどのくらいご存知でしょうか?名前は知っているけど、どんな仕事か分からない…そんな業界もきっとあるはずです。
今回は参加者からの要望に合わせて、主に以下の業界のお話しをさせていただきました。
製造業
いかにも「理系」ってイメージの強い業界ですが…実は文系歓迎の企業もあるんです!文系だからと言って始めから見ないのではなく、先入観を捨てて知るということが大切です。
また、製造業でも事務職募集の企業もありますので、事務職志望の学生さんは要チェックですね。
冠婚葬祭業
「冠婚」は結婚式、「葬祭」はお葬式を専門に扱う業界です。冠婚と葬祭は一見真逆のようにも見えますが、「お客様の人生の節目に携わる大切なセレモニー」という面では共通しています。
ただその華々しい見た目とは異なり、時には地味な仕事も行ったり、人間関係の問題が起こったり(どの業界にも言えることですが)と内部事情をしっかり把握して企業選びをすることが重要です。
飲食業
アルバイトで携わっている学生さんも多いと思いますが、何となく「ブラック」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるのではないのでしょうか。確かに業界の特徴柄、土日のお休みは難しいですし、夜遅くまで働かないといけないこともあるでしょう。
ですが、働き方改革がうたわれている昨今では、きちんと働いた分だけ「お給料」が支払われます。アルバイトとは異なる、店舗運営に携われるやりがいもあります。
ESは赤裸々に書くべき?
今回のステラボでは、業界以外の話題もあがりました。「就職できるか不安…」と本音をこぼす学生さんもいれば、「エントリーシートが書けない…」と早くもエントリーシート(ES)に取りかかっている学生さんもいました。
ESを書こうと思うと、どうしても「模範回答」を意識してしまいがち。ですが、嘘を書いてはいけません。大切に書くのは誠実に書くことだと思います。
今後生き残っていく企業とそうでない企業の違い
質問時間の後、最後に堀江より人材業界の現状と未来についてお話しをさせていただきました。みなさんもご存知のことだと思いますが、日本は「少子高齢社会」です。
今後は、少ない人数で高齢者を支えていかなければなりません。その一方で私たちが定年退職した時には、年金がもらえるかどうかも分かりません。
また、日本は生産年齢人口、いわゆる働き手(一般的には15~60歳と定義されています)が年々減少しています。…ということは、元々人口が減少しマーケットが縮小されていることに加え、人手が足りなくなっていくということです。
つまり、人口が減少すると働き手も減り、社員一人あたりの負担が大きくなり、離職率も高まり、より人手不足となり…という悪循環が起き、最終的には廃業もしくは他社に合併・吸収(M&A)されていく企業が増えていくことが予想されます。
学生さんからは、「安定している業界は?」という質問もありませんが、本音で答えると「ありません」ということになってしまいます。一昔前は安定のイメージが強かった「公務員」「金融業界」でさえ、今後は確実に安定とは言えないのです。
だからこそ、堀江は以下の二点を学生さんに知っておいてほしいと言います。
生き残れる企業を見極めてほしい
私たち人間は、生きる上でついつい「目先のこと」でいっぱいいっぱいになってしまいがちです。しかし、先ほど述べたような未来が待ち受けている中で、20年後、30年後の未来をイメージする力が今は必要となります。
企業さんも同様のことが言えます。自社のビジョンが語れる企業、ビジョン実現に向けて何か実践している企業が生き残る企業の条件だと言えるでしょう。
説明会や選考で「御社のビジョンはなんですか?」と聞いてみるのもいいかもしれませんね。社長が答えられるのはもちろん、採用担当や社員が答えられたら、「社内でビジョンを共有できている」証です。
また、時代の変化に対応する技術力を持っている企業も今後生き残る可能性が高くなります。例えば、私が学生の頃(10年程前でしょうか…)大流行したプリクラ。当時大きな利益を上げていた企業も、プリクラの利用率低下に伴い、プリクラ業界から撤退、もしくは倒産してしまったそうです。
今が良くても未来はどうなるか分かりません。ビジョンを見据えて、それに対応できる技術力を付けている企業さんは「強い」と言えるでしょう。
今の時期は就職活動の訓練期間
今の就活市場は「売り手市場」と言われています。全国の有効求人倍率は1.88%。つまり、一人にあたり働ける会社が1.88社あるということです。
ただこれはあくまで平均の数字。業界別に見ると、流通業界は12.57倍なのに対し、IT業界は0.45倍。大きな差があることが分かります。人気業界の企業に入るのはとても難しいということです。
そんな現状があるからこそ、学生さんから見ると「就活は決して楽とは言いがたい」と思います。就活を乗り切るために、今できること、それはたくさんの人と出会い、就活の訓練を行うこと。
ODL就活Caféでも、社長や採用担当と話せるイベントをいくつも用意しています。ピーク時は毎日イベントを行います。興味のある、なしは関わらず、まずはイベントに参加して企業と話す訓練・企業の話を聞く訓練をしてほしいと思います。
リアルすぎる?就活談義
今回のステラボはリアルな話をしすぎて驚いた学生さんもいらっしゃったようです。中には、「堀江さんはどうしてそんなに何でも答えられるの??」という学生さんも(笑)
ODLは、業界の「過去」「現在」を見てきて、さらに「未来(ビジョン)づくり」のお手伝いをしている企業です。だからこそ伝えられる情報は出し惜しみせずお話しさせていただきました。
私自身、今回のイベントを通じて堀江の話に勉強になったこともありましたし、学生さんの興味関心やニーズを知れて有意義な時間になりました。
ぜひ、今回聞いたお話を就活に役立てていただきたいですね。
今後のイベント情報
今後のイベントについて、今回は学生タイプ別にご紹介します。
ビジョンを語れる社長・企業を知りたい方!
「就活スクール」では、社長直々に過去と現在、未来を語ります。次回(2019年1月18日)は、室賀ネジ機工(株)の室賀社長にお越しいただきます。
その名の通り、ネジを扱う企業…と思いきやそれだけではありません!某病院内の某カフェ(岡山の人なら絶対知っているところです)や、某デリバリーサービス(みなさんも絶対に耳にしたことがあると思います)など、幅広い事業展開で創業70周年を迎えた今もなお安定している企業さんです。
少し期間がありますが、今から予定を開けて予約しておくのがオススメですよ~!
まずは気軽な雰囲気で就活意識を高めたい方!
毎回大好評の「就活交流会」は、2019年卒の内定者の先輩にお越しいただき、先輩体験談を聞くことができるイベントです。年が近いので気軽に話を聞けるのが良いところ!
先日受付を開始したばかりの交流会は、2019年1月15日に開催です。
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業界よりも職種で企業選びをしたい方!
2019年1月19日の「仕事説明会」では、全9職種のベテラン社員さんが大集結。二部に分かれてそれぞれの社員さんとお話しができる機会です。
希望の仕事が見つかっている人は、より具体的なやりがいや仕事内容を聞けますし、仕事がよく分からない人はそれを見つけるチャンスです!
明日から役立つ就活情報を得たい方!
次回のステラボは、2019年12月17日、テーマは「会う前から印象が違うって知ってた?1通で差がつくメールセミナー」です。メールを通して印象アップの秘訣を手に入れましょう!残り1席ですのでお早めにお申し込みください。
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