2021年に新卒採用を行う岡山・広島の企業さんを招いて開催している「学生と企業の緩やか座談会」。
今回は、株式会社ピュアボックスさんの座談会一回目の様子をお伝えします!
ピュアボックスさんは座談会初登場!
ピュアボックスさんは岡山市中区倉田に会社をかまえる、ペットフードメーカーさんです。
取り組まれていることが珍しく、岡山でもなかなかない企業さんだということもあり今年の座談会でも人気企業さんなんです!
今回は、ピュアボックスの淺沼社長と、4名の学生さんにお越しいただきました。
犬の食環境向上を目指して
最初に淺沼社長より会社説明をしていただきました。
淺沼社長は元々広告業界の出身で、「犬を飼ったこともなく、ペット業界に就いたこともない」という中でピュアボックスを創業したというのだから驚きです。
ピュアボックスさんは「ドットわん」という自社ブランドの中でオールシーズン販売するレギュラー商品と、季節の食材を使用した限定商品を提供されています。
創業当初から掲げているのが「犬の食環境向上」ということ。そのためにも…
- 使用している食材をきちんと情報開示する
- 着色料や添加物を使用しない
- 原産者さんと加工会社さんを自分たちで見つけてマッチングするビジネスモデル
- 年間を通じてワンちゃんに必要な栄養素を摂れるような工夫
などなど挙げたらキリがないくらいこだわっていらっしゃいます。
今回は実際に商品を持って来て説明してくださったので非常に分かりやすかったです!
全国にファンがいるというピュアボックスさんの商品。
これも驚きなのですが、そんなピュアボックスさんは社員数が約15名なんです。
決して多いとは言えない人数ですが、社員さん一人ひとりが良い意味で自立して責任を持って仕事をされています。
私も社員さんにお会いする機会があるのですが、お一人おひとりが「ただ与えられた仕事をこなす」だけでなく、自らの想いを持ち、仕事の意味や目的を理解した上で仕事をされているようなイメージがあります。
新しいこともどんどん社員から出してもらい、それを会社全体で応援する社風が素敵だなと思いました。
淺沼社長のQ and A
会社説明だけでこのブログを書き上げそうなので説明はこの辺にして…(笑)
ここからは学生さんからの質問や淺沼社長のご回答を紹介していきますね。
どんな学生に来てほしいか
淺沼社長は「仕事を楽しめる人」との回答をしてくださいました。
仕事は嬉しいこと・楽なことばかりではなく、大変なこと・辛いことももちろんあります。
そんな中でも物事を前向きに捉えて楽しみながら仕事に取り組めるということは自分自身にとっても良いことですよね。
これはどんな企業・業界・職種についても同じことが言えると思います。
一つの商品ができるまでの期間
これについの回答は「早くて2ヶ月」とのこと。
一般的な食品会社に比べるととっても短い期間なんだそうです。
というのも、人の食品を良くするということは、イコール美味しいものということですが、ワンちゃんの食品を良くするということは、イコール安全なものなんです。
そのため、味付けをする必要はなく、安全だと分かれば比較的早く商品ができるんだそうです。
ちなみにピュアボックスさんは、社員一人ひとりのノルマというものはなく、商品ごとに分析をされているそうです。
どの商品がいつどれだけ売れたかということを事細かに分析し、値段の付け方なども今までのノウハウをもとに計算していると淺沼社長。
その長年の知識や経験がお客様から信頼される理由でもあるのかなと思いました。
働くことへの不安
社会人になるのが不安だが実際社会人になってみてどうか?という質問もありました。
淺沼社長は最初に就職した会社で営業の仕事をされたそうです。
営業は直接会社の売り上げに関わる仕事ですが、ただモノを売るのではなく、淺沼社長は「他の社員を何人養えれば良いのか」ということをまず先輩に聞いたそうです。
そして、●名養うために粗利益なども計算した上でこれぐらい売り上げようという自分の目標を立てて仕事をしていたと教えてくださいました。
つまり、与えられた仕事だけじゃなく、自分なりに仕事の目標を見つけ、創意工夫しながら仕事をすることがやりがいに繋がります。
また工夫して仕事や自分自身に付加価値を付けていくことで生産性アップにも繋がっていきます。
淺沼社長はこのお話を「漁師と釣り人の違い」に例えて説明してくださいました。
釣り人はあくまで「趣味(釣れなくても、まあいっかで済む)」ですが、漁師は釣らないと生活が成り立ちません。
だから漁師は様々な釣りの方法を見出して取り組んだり、漁師同士のネットワークを駆使したり、生産性を上げるために様々な工夫をしています。
私たちも同じように、ただ仕事を言われたものだけやるのではなく、「どうすればもっと良くなるか」を突き詰めてやっていくことが大事だと思いました。
参加学生の感想
- 犬のペットフードも人間の食べ物と同じように厳しい安全基準でつくられていたり、人間の食べ物と同じようなレトルト食品があるということを知ることができたのが新鮮で楽しかったです。
- 失敗を恐れずに挑戦することが大事だなと改めて感じることができました。
- 社会人にとって大事なことは、どんなことでも挑戦するチャレンジ精神であることを“漁師と釣り人”の例えで教えてくださり、とても良いお話を聴くことができました。
- 今まで自分が就職する上で自分の強みをどのように生かせるかということばかりPRの定型のように考えていたが、今の自分が認識している強みや得意なことが必ずしも役に立つということではないと知り、自分にはない引き出しをどんどん出していきたいと思いました。
株式会社ピュアボックス 関連リンク
▼ホームページ
ピュアボックスさんは3月1日よりオカジョブ2021にてエントリーを開始します。