Made in Japanの強さ。ニチイ車輌座談会(第一回)

2月18日の夕方からは、株式会社ニチイ車輌さんの座談会が開催されました!ニチイ車輌さんの座談会は実に3年振りとなります。

今回は、豊田社長にお越しいただきました。別のお仕事で会う機会はあるのですが、学生さんの前でお話しされるのは久しぶりで、少し新鮮で懐かしい気持ちになりました。

というのも前回ニチイ車輌さんにご参加いただいた座談会の時は、私が新入社員だった頃。右も左も分からない中で座談会を行ったのが少し懐かしく感じられます。

そんなニチイ車輌さんの座談会では、2名の学生さんにご参加いただきました。一人は工学部で機械システム系を学んでいる学生さん、もう一人は車好きのお父さんの影響で車の知識が豊富な学生さんでした。

今回は学生さんからの質問もありつつも、豊田さんの想いをたくさん伺うことができ、非常に勉強になったので、そのお話もご紹介します。

社長になる気は全くなかった学生時代

ニチイ車輌さんは、豊田さんのお父様が創業された企業です。しかし、豊田さんご自身は跡を継ぐことは一切考えていなかったそうです。それどころか、プロのバンドマンになるのが夢だったとのことでびっくり!

それが縁あってニチイ車輌さんに入社し、専務を経た後、5年前に代表取締役社長となられました。専務時代は「与えられた仕事をただこなすだけだった」と豊田さん。それが社長になった途端、責任感が強くなったそうです。

責任感を具体的に言うと、社員の給料を支払うこと。どんなに売上が悪くなっても一定以上の給料を支払い、社員とその家族の生活を守ること。この責任は非常に重みのあるものです。

自動車業界を変えていく挑戦

自動車業界は「3K(きつい・汚い・危険)」だと言われています。そんな自動車業界を変えていきたいという想いをお話ししてくださった豊田さん。

例えば、自動車整備の仕事は国家資格が必要な仕事でありながら給料が低いと言われています。お客様の自動車を見て、些細な変化にも気付き対応できる力が求められる重要な仕事です。

しかし一般的に、自動車整備の仕事は手が足りず、他の自動車業界の企業は遅くまで残業することもしばしば。ニチイ車輌さんはできるだけ残業を減らすために予約制の依頼にして仕事量をコントロールされているそうです。また、定休日を増やし年間休日数を15日増やしました。

この取り組みは画期的なんだそうです。豊田さんがこの取り組みを決めた時、周囲に「本当にできるの?」と言われたそうですが「やってみないと分からない」と一言。ニチイ車輌さんが先駆けとなって自動車業界の働き方も少しずつ変わっていくのかなと感じました。

日本の文化を知ることで全てが繋がる

そんな豊田さんから学生さんに「日本の文化や歴史を知ってほしい」とのメッセージをいただきました。自動車で言うと、日本製の自動車は非常に精度の高いものなんだそうです。

日本人は精密なものを製作するのが得意で、中でも軽自動車はめざましい進歩(豊田さん曰く「異常な進歩」)を遂げています。外車に比べると価格は安いのに、高品質。昔はあり得なかった設備の充実度は日本ならではです。

このような日本の技術力には誇りを持ってほしいと豊田さん。他にも皇室の歴史や詩などにも触れ、日本の歴史について熱く語っていただきました。

豊田さんのお話を聞きながら、自分の頭の中で点と点で散らばっていた情報が線で結ばれていくのを感じました。どんなお話も「自分には関係ないから」とするのではなく、自分の持っている情報とリンクさせながら聞くことで自分の知識として蓄積していくんだなあと改めて思いました。

ニチイ車輌さんの座談会でしたが、ニチイ車輌さんの会社の話はあまり挙がらず、それ以外の様々な話題に触れることができ、私自身勉強になりましたし、もっとお話を聞いてみたいと感じました。これこそが座談会の良さだと思うので、ぜひいろいろな企業さんに興味の有無に関わらず参加してもらえると嬉しいです。

株式会社ニチイ車輌 関連リンク

▼オカジョブ2020

株式会社ニチイ車輌の企業情報 – オカジョブ2020

▼ODL就活Café 株式会社ニチイ車輌さんのページ

株式会社ニチイ車輌の紹介ページ – ODL就活Café

ニチイ車輌さんは残り2回、座談会を予定しています。

  1. 2019年3月22日(金)17:00~19:00
  2. 2019年4月19日(金)17:30~19:30

株式会社ニチイ車輌の座談会記事

株式会社ニチイ車輌の座談会記事一覧はこちら

コメントを残す