3月からナビサイトがオープンし、本格的にスタートした就職活動も早3ヶ月が経とうとしています。
当たり前のことですが、内定をもらって就活を終えた人、内定を持っているけど就活を継続している人、内定をもらえず就活を頑張っている人と、この時期には様々な学生さんがいます。
新卒採用支援を通して感じたこと
私たちはODL就活Caféの運営と並行して、企業さんの新卒採用支援も行っています。具体的には、ナビサイトの配信業務の代行やコンサルティングなど。実際に会社説明会や選考全てに同席するので、学生さんの様子や企業さんの様子を間近で見ているんです。
この時期は就職活動も佳境を迎えている時期。学生さんに「今の就活状況ってどんな感じですか?」と聞くと、多くの学生さんが「内定を持っているけどそんなに行く気がないから就活を継続中です」か「内定はまだ持っていません」と話していました。
年々求人数が増え、学生にとって有利だと言われている就活市場。「売り手市場」とも呼ばれていますよね。しかし一方では、望む企業からの内定がもらえず苦戦し、ODL就活Caféに相談に来る学生が昨年よりぐっと増えています。
先日お会いした大学の先生も「二極化が激しくなってきている」と仰っていました。つまり、就活がうまくいっている学生さんとそうでない学生さんの差が激しくなっているということ。そして就活を継続している学生さんの中でも焦っている学生さんとそうでない学生さんに分かれているそうです。
内定をもらっていない学生の特徴と対策
ここからは内定をもらっていない学生さんの特徴と対策についてお話しします。あくまで一例なので、当てはまると思った方は対策を実践してみてください。また就活を来年に控える学生さんは今から対策を実践することで今できる就活準備になると思います。
受ける企業を絞りすぎている
今年、学生さんに「何社受けましたか?」と聞くと一桁しか受けていない学生さんが目立っている気がします。「岡山の企業で休みは●日以上で土日が休みで事務職で…」と条件を絞りすぎると受ける企業はもちろん少なくなりますよね。
そんな学生さんにお伝えしたいのは「全部の条件に当てはまる完璧な会社はないと思った方が良い」ということ。だからこそ、条件に優先順位をつけて、広い視野で企業探しをするのが大切です。そして、今の時期ならば少しでも興味を持った企業には積極的に足を運んでみることをおすすめしています。
全体の計画が立てられていない
受けている企業が全滅して、就活をやり直す―そんな学生さんがよく言っているのが「今ナビサイトを見ても説明会をしている企業が少ない」ということ。選考中の企業を抱えながらも、説明会を探すなど少し先の未来を考えながら動くことが就活では求められます。
これは難しいですが、実践することで社会人になっても求められるリスク管理力と計画力が身に付くと思います。
また、「大学の予定が重なってしまった」「どうしても外せない予定が重なってしまった」という声も聞きます。前もって分かる予定は確認しておいて、就活のスケジュールを組んでいくのが当たり前ですが鉄則です。
働くイメージが湧いていない
会社説明会で出会う学生さんで「この子は何しに説明会に来たんだろう」という学生さんに会うことがあります。そんな学生さんは、自分が働くイメージが湧いていないような印象を受けます。
働いたことがないんだからイメージが湧かないのは仕方ない、とも思いますが、それでも「自分はこの会社でどんな仕事ができるのかな」と具体的に想像した上でその企業の選考を受けるかどうか考えてもらいたいですね。
受けている企業がそもそも向いていない
企業の採用担当者の方の話を聞くと、「●●さんは本当に良い子だと思うけど、うちの会社には向いていないかな…」という話を耳にします。中小企業は特に、能力よりも学生さんの持つ熱意や自社の雰囲気に合うかどうかを見ている傾向があると思います。
ある一分野の業界しか受けていなくて、その業界に全然受からない方がいたら、本当にその方向で合っているのか、考え直す必要があるのではないでしょうか?向いていない企業があるのと同じように、向いている企業も必ずあります。
ODL就活Caféでは個別相談を通して学生さんの良さを引き出し、今後の就活の進め方をご提案しています。
内定をもらっていない学生さんも、就活の進め方を見直すことでぐんと好転するケースがある
以上、今年出会った学生さんを思い浮かべながら考えてみました。もちろん、それぞれの事情もあると思うので一概にこうとは言えないですが、内定をもらえないのは自分に能力がないからと決めつける必要はないと思います。
この記事を通して一番伝えたいのは、今内定をもらっていない学生さんも、就活の進め方を見直すことでぐんと好転するケースがあるということ!
行き詰まった方はお気軽に個別相談にお越しください。