遅くなってしまいましたが、今回は2月20日に開催された、株式会社スーパードライチェーンさんの座談会の様子をお伝えします。
株式会社スーパードライチェーンさんは、新卒採用を行うのが今年度初めて。縁あって今年4月入社の新卒で入る先輩はいますが、きちんと採用活動を行うのは初めてなんだそうです。
ということで座談会も初参加!スーパードライチェーンを創業し約半世紀にわたって第一線を走り続けた赤木社長と、総務を担当する赤木部長にお越しいただきました。
目標を達成するロマン
まずはじめに、赤木社長より会社のご説明をしていただきました。先ほども書いた通り、スーパードライチェーンさんは1971年に創業され、創業48年を迎えます。
最初は、赤木社長と奥様が二人で4.5坪の店舗からスタートしたこじんまりとしたお店でした。その時は、「スーパードライセンター」という名前だったそうで、店舗をかまえる玉島の中心的存在になりたいという想いで付けられたそうです。
その後、「3年で玉島一の店舗になろう」「6年で倉敷一の店舗になろう」という目標を掲げ、目標の期間を過ぎてしまうこともありましたが、確実にその目標を達成していきました。
目標を達成していくにつれ、店舗数も拡大していきました。赤木社長の「ホームクリーニング店舗をチェーン化したい」という想いから、社名も「スーパードライチェーン」へと変更しました。
また店舗拡大に伴い、本店も移転しながら規模を拡大。創業当初は4.5坪だった店舗も現在は1,500坪にまで拡大されたそうです。
近年は家庭用洗濯機の技術向上のため、ホームクリーニングだけではなくリネンサプライ(ホテルや病院のシーツやユニフォームの洗濯)の事業も始め、現在はリネンサプライが売上の85%を占めています。
創業者から、創業から現在までのお話を聞く機会は私も滅多にないので、すごくワクワクした気持ちになりました。社長は、目標を掲げて常に切磋琢磨していらっしゃり、「とてもロマンがあるんだよ」とお話ししてくださいました。
知っているようで知らないクリーニング
ちなみにこのブログを読んでいる方は、クリーニングについてどのような知識をお持ちでしょうか?「クリーニングに出しに行ったことがある」「クリーニングはいつも親に行ってもらうから自分で行くことはない」「コインランドリーには行ったことがある」など様々だと思います。
今回参加してくれた学生さんたちからは、「クリーニング業界ってどんな業界?どんなお仕事?」というテーマの質問が多く挙がりました。
まず始めに、「クリーニングの仕事のやりがい」について。クリーニングはみなさんのイメージ通り、お客様から衣類を預かって綺麗な状態にし返却することです。
返却した時に、「綺麗になっているね」「ありがとう」と言われることが何より嬉しいと赤木部長は話してくださいました。自分たちの仕事を通してお客様に喜んでいただき、スーパードライチェーンのファンになってくれる人が増えると嬉しいですよね。
先日スーパードライチェーンさんの本社工場でお仕事をされている先輩社員の方にもお話を伺いましたが、「お客様の喜ぶ顔を想像しながら仕事している」「自分が納得できるまでとことん突き詰める」と仰っていて、プロ意識を感じました。
また、「他社にはない魅力とは?」という質問では、スーパードライチェーンさんが手がける新しい技術についてのお話を聞くことができました。
社長が先導となってクリーニングメニューをどんどん開発されたそうです。例えば、「界面活性剤」を使わない身体に優しい洗剤の開発。この洗剤は洗濯だけではなく、食器用洗剤などありとあらゆるものに使えることに驚きです。
それ以外にも、洗いにくい上に匂いがつきやすい剣道防具や着ぐるみ、取り外せないチャイルドシートなど、他社ではなかなか取り扱いづらい製品も洗うことができるそうです。
これから取り組んでみたい技術開発のお話も聞くことができ、学生さんたちからも「それは便利ですねー!!」といった声が挙がっていました。
新事業のドッグカフェ・ドッグラン事業
今年度の新卒募集では、クリーニング業務に携わる「技術職」に加えて、新事業の「企画開発職」の募集も行っています。こちらのドッグカフェ・ドッグラン事業は、前職でドッグトレーナーをされていた赤木部長を中心にこれから始めていく事業です。
ペットが家族の一員として大切にされている時代。実は倉敷にはペットと一緒に過ごせる空間が意外にも少ないそうです。飼い主とペットが気兼ねなくのんびり一緒に時間を過ごせるドッグカフェ、暑い夏でも散歩ができる屋内のドッグランなどを計画されています。
赤木部長のお話からは、ペットを心から大切に思っているのがひしひしと伝わってきて、この新事業に向けて一緒に企画を考えられる仕事はおもしろそうだなあと改めて感じました。
参加学生の感想
- 社長さんの様々な大変な経験から、独立してゼロからクリーニング店を始められたというお話からも感じることができましたが、反骨精神を持って、常にポジティブに何事にも取り組まれている姿勢がとても素敵だなと思いました。私自身も何十年後になっても、社長さんや部長さんのような考え方を持って生きていきたいなと思いました。
- クリーニングの事業をされている企業さんと、このような近い距離でお話をさせていただく機械は初めてでした。社長さんが、新しい技術によってよりお客さんに満足してもらえ、さらに自分の自信へと繋がるという信念が、とても素敵だと感じました。
- 赤木社長の「人に有毒な界面活性剤を使いたくない」「どの加工も自分の納得のいくまでやる」というお客様への思いを聞いて、お客様との関係を本当に大事にされてるんだということが伝わってきました。
今回はブログに書ききれませんでしたが、クリーニングのお話だけではなく、人生の先輩として非常に様々なアドバイスをいただきました。
学生さんたちからは総じて「前向きになれた」「楽しかった」との感想をいただき、赤木社長からも「今日のことは忘れないだろう」と言っていただきました。
赤木社長・赤木部長の前向きで明るいお人柄も非常に魅力を感じた座談会でした。次回も楽しみにしています!
株式会社スーパードライチェーン 関連リンク
▼オカジョブ2020
株式会社スーパードライチェーンの会社概要 – オカジョブ2020
▼ODL就活Café 株式会社スーパードライチェーンさんのページ
株式会社スーパードライチェーンの紹介ページ – ODL就活Café
▼座談会
スーパードライチェーンさんは残り2回、座談会を予定しています。