面接の場で、説明会で、グループディスカッションで、面接官が手元の紙に何かをメモしている…。
どんなところを見られているんだろう?何が採用の基準になってるの?
選考を受ける側の皆さんからしたら、非常に気になるところですよね。
そこで今回ODL就活Caféでは、岡山の中小企業の採用支援を行ってきた経験を活かしてブログタイトルのテーマでステラボを開催しました。
やはり気になるテーマだったようで、予約はすぐに満席!
「日程が合わないけど、どうしても聞きたいから別日程をつくってほしい」と要望がでるほどでした。
企業が見ているものには2種類ある
さて、ステラボでは最初に場をほぐすためのアイスブレイクを行い、さっそく本編に入って行きました。
最初にお伝えしたのは、採用現場において企業が見ているものには、下記の二つがあるということ。
- どの企業にも共通するもの
- その企業ごとに違うもの
そもそも企業は、採用する時にこの二つのことを考えています。
- 「この人と一緒に働きたいと思えるかどうか?」
- 「自社が求める人物像にどれだけ近いか?」
すなわち、「この人と一緒に働きたい」と思える人であるかどうか、という点はどの企業でも共通していて、「自社が求める人物像にどれだけ近いか」という点は企業ごとに見るポイントが異なるということなんです。
では、「この人と一緒に働きたいと思える人」とはどんな人でしょうか?
それは、皆さんの周りにいる感じのいい人とイコールです。
感じのいい人が好まれる理由
アルバイトや学校で、「この人いつも笑顔で明るいな」「前向きな発言が多くて居心地がいいな」と思う人はいませんか?
企業が感じがいいなと思う人は、皆さん自身が感じがいいなと思う人と同じです。
そして、企業がそういった人たちを好む理由は、入社してから周囲にいい影響を与えてくれそうと感じるからです。
せっかく採用するなら、周りをネガティブに引っ張る人より、明るい空気に引き上げてくれる人と一緒にいたいですよね。
「感じの良さ」は説明会会場に入る前から見られている
では、「この人は感じがいいな」という印象を企業がどこで感じ取っているかというと、やはり大きく左右するのは非言語(身だしなみ・姿勢・うなずき・相づちなど言葉以外の動作)です。
特に、説明会では前から参加者の顔がよく見えます。
つまらなそうな表情や居眠りはもちろん、目を輝かせてうなずきながら聞いてくれている人はとても目に付きます。
説明会後半になってくると特にその差が顕著になってきますので、疲れてきたときこそふんばりどころですよ。
また、第一印象という点においては、説明会の受付時点からもう見られています。
受付につくまでの歩き方や姿勢、身だしなみ、あいさつの声のトーンや大きさ。
「お、この子いいな!」と見ただけでついそう思ってしまう人は、キビキビ歩く、姿勢はまっすぐ、企業が声をかけるより先に目を見て「おはようございます」とあいさつをしています。
第一印象は企業ごとの見ているポイントでひっくり返せる
「そんな、自分は明るくハキハキした態度に自信はないよ!」という方もいらっしゃるでしょう。
もちろん、採用はそういった万人に好まれる人のみが選ばれるわけではありません。
ここで冒頭の二つ目である、企業ごとに異なるポイントが出てきます。
企業ごとに異なるポイント、それは「自社が求める人物像にどれだけ近いか?」だと冒頭でもお伝えしました。
では具体的に、自社が求める人物像とは、どんなものでしょうか?
私は、企業が求める人物像とは、企業の未来に添える人だと思っています。
- 自社ですでに働いている人たちとの相性はどうか
- 自社への入社意欲がどうか
- 募集する仕事を担える能力があるかどうか
こういった視点から、企業はそれぞれの求める人物像を定め、それに当てはまる人材を探して面接を行っています。
これらがさらに深く吟味されていくのは、選考ステップの中でも一次選考合格以降の後半部分です。
選考ステップの後半では、面接での話の中身や履歴書の内容が特に重要視されていきます。
そしてこれらは先ほどお話しした非言語が左右する第一印象をひっくり返すほどの大きな要因となります。
狙った企業が何を求めているか、戦略を立てることが近道
企業が学生のどこを見ているのかを知り、実際に高い志望度の企業が見つかった時、皆さんがすぐにするべきは、「自社が求める人物像が何なのか」を調べることです。
そしてそれが分かったら今度は、自分がその求める人物像の中であてはまっているところはどこか、という視点でアピールするポイントを練っていきます。
ステラボではこれらをワークシートを使って特定の企業にあてはめ、実際に内容を組み立てていきました。
ODL就活Café登録生の皆さんは、希望があれば無料でデータをお渡ししますので、ご連絡くださいね。
書き出すのは時間がかかりますが、その分、企業理解と自己分析を同時に行う事ができます。
相手を知って、狙った企業にいいと思ってもらうための戦略を練る方法を知ってもらうこと。
これが今回のステラボの目的でした。
参加した学生さんの感想
- 中小企業と大企業で見ているところが違ってくるというのは知らなかったので、受ける企業に会わせて対策をしていきたいなと感じました。ワークシートですぐに思い浮かばない項目が多く、まだまだ企業に対する知識が少ないことが分かったのでまた調べておきたいと思います。
- 面接以外の時に見られているポイントが分かって良かったです。特に受付の時間やあいさつについての具体的なことが聞けて嬉しかったです。普段猫背なので、そこを意識して面接に挑みたいです。
- いざ就活をする上で、何をすれば良いか分からなかったけど、今日参加させていただいて、すべきこと、これからの説明会で何を気を付ければ良いかなど、すごくためになることを聞けて良かったです。
今回のステラボでは、「企業がどこを見ているかを知りたい」と参加してくれた学生さんがほとんどでした。
見られているポイントを知って、それぞれの希望の企業に向けた効率的な準備を進めていってほしいと思います。
分からなくなったら、いつでもODL就活Caféに来て疑問を解消してくださいね。
ステラボ次回予告
次回のテーマは「自分には何が合ってるの?これならできるかも!が見つかる自己分析」です。
いよいよ就職活動の本格スタートが間近に迫り、企業検索を進める人も多くなってきました。
その中でも自分に合った職種や企業を選ぶには、どんな視点から自己分析を行っていけばいいのか?といったことをお伝えします。
今期最後のステラボです!
日程
2020年2月21日(金)17:00~19:00
受付開始 16:30~
会場
ODL就活Café セミナールーム
テーマ
自分には何が合ってるの?これならできるかも!が見つかる自己分析
参加費
無料
服装
私服
お申し込み
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