3日間の自己分析で自分の「軸」を発見する~i-Canvas~

2年ぶりの開催!3日間の自己分析会、「i-Canvas(アイキャンバス)」を先日開催しました。

受付開始したとたん、予想を超える学生さんからお申し込みいただき、今回は7名での開催となりました。

ちなみに上の写真は過去のi-Canvasの様子です。(懐かしいなあ…)

今回は7期目となるi-Canvasの様子をお伝えいたします!

i-Canvas プログラム

初日 1月11日(土)

  • オリエンテーション
  • 働くことの意義と目的
  • モチベーションの源
  • 職場での人間(信頼)関係
  • 自己の持ち味を知る

etc.

2日目 1月12日(日)

  • 人の心のメカニズム
  • 思いが伝わる人の特徴
  • 体験ゲーム
  • 採用される人、されない人の違い
  • 職業選択の基軸

etc.

3日目 1月13日(月・祝)

  • 売り手市場の落とし穴
  • 就職活動計画作り
  • 3日間の体験シェア
  • ゲスト社長に訊く

etc.

初日 1月11日(土)

講座の目的とゴール

上で見ていただいたように、i-Canvasは3日間かけて実施していく長時間のプログラムです。

それだけの長い時間をかけて行うのには理由があり、冒頭で講座の目的についてまずお話をしていきました。

【i-Canvasの目的とゴール】

  • 自身にとって「幸せな生き方」、「成功する生き方」を知って人生の羅針盤(目的)を考え、価値観や自分らしい生き方のイメージを確立する。
  • モチベーションのメカニズムを知って、自身の就活(会社選択・職業選択)機軸を明確にする。
  • 就活機軸に基づいたゴール(目標)の設定、逆算思考で優先順位に基づく活動実践計画を立て、ゴールへの道筋を可視化する。

これら三つを達成するために、レクチャーやゲーム、ワークを通して様々な気付きを得ていきました。

レクチャー

1日目の午前中は導入として、現在の就職活動に関する情報提供を行いました。

今、就活生の皆さんを取り巻く日本の経済状況がどのようになっているのか。これから景気はどうなっていくのか。それを知って、どのような行動を取ることが必要となっているのか。

売り手市場と言われている今だからこそ、安易に考えず先を見て行動してほしいとの思いをこめて話をさせていただきました。

アクティビティゲーム

体を動かして気付きを得るゲームもありました。今回行ったのは、バラバラの図形を互いに交換し合って全員が正方形を作るというゲーム。

ゲーム中は「声を出してはいけない」「両隣の人とは交換できない」「必ず指定のカードを使って正方形を作らないといけない」などいくつかのルールがあり、何を組み合わせたら正方形になるのかが見えない状態で、これがなかなか難しいのです。

 

参加者の皆さんも頭をひねりながら取り組んでいましたが、だんだんとあることに気付いていきます。

それが自分だけでカードを抱えるよりも、人がほしいものを考えて回していった方が結果的に早く形になるということ。

周りを見て動けているか、一人だけでなく周囲の人も目標が達成できるように動けているかということがポイントになりました。

人生のキーワードの整理/分析/まとめ

1日目の最後に、人生で大切にしたい価値観(キーワード)について考えていきました。

私たちはODL就活Caféに来てくれる学生さんに、就活の軸はまずここを考えていくことが大切だと伝えています。

なぜなら就職してからの働き方は社会人になってからの毎日の生き方に大きく関係してくることだからです。

 

人生において大切にしたいものは何なのか?

何を得ていきたいのか?

こういったことを考え、整理してお互いに共有していきました。

2日目 1月12日(日)

コンセンサスゲーム

2日目は参加者全員でコンセンサスゲームを行いました!

コンセンサスゲームとは、グループで全員とのコンセンサス(合意)を行いながら課題を解決するゲームのことです。

お題は「若い女性と水夫」です。まずは個人で物語を読み、それに登場する5人の人物について好感度の順位を付けていきます。

それを今度はグループで話し合い、うまくコンセンサスを取りながら、“グループとしての”好感度順位を決めていきます。

 

多数決や平均を取るなどの方法で決めてしまうのはNGなので、しっかり話し合いを重ねて全員が同意しなければならないのが難しいポイントです。

ペアワーク「上質世界を語り合う」

二人組になって、お互いの上質世界を語り合いました。

上質とは、「その人によって異なり、その時最も重要で最善のもの」「必ず気分の良いものであること」という特徴があります。

ここでは、「やりたいこと」や「ほしいもの」、「理想の状態」などを語り合いました。

上質世界をまとめる

自分の上質世界を語り合った後は、それを「働き方」や「仕事の内容」に当てはめて整理していきました。

「どんな働き方をしたいんだろう?」「自分がイキイキ働ける環境ってどんなのだろう?」を考え、書き出します。

そして、模造紙に『自分の就活ゴール』としてまとめていく作業をしました。

「就活ゴール」の発表

模造紙にまとめ終わると、今度は一人ずつ3分の持ち時間で発表を行いました。

緊張しながらも自分の言葉で発表したり、笑顔で人と目を合わせながら発表したり、身振り手振りなどを用いて表現したり……学生さんによって様々な発表方法がありました。

この様子は一人ずつ録画し、参加した学生さんにデータを送りました。

就活ではグループディスカッションやプレゼンテーションなど、人の前で話をする機会が多いです。

自分の発表中の癖などを見つけて、しっかり補っていきたいですね!

3日目 1月13日(月・祝)

レクチャー

最終日は、i-Canvasのレクチャー自体は午前中で終了でした。

午前中は、実際3月1日にナビサイトがオープンした後、就活でどんな動きをしていけばいいのか、具体的なお話をさせていただきました。

例えば…

  • 企業が採用したいと思う人と採用したくない人
  • 説明会や選考での様子について
  • 面接時の様子について

細かく具体的な話だったので、すぐ実践ができると思います。

ぜひ頭の片隅に置いて取り組んでみてほしいですね。

終了証の授与

レクチャーの最後には、堀江より一人ひとりに修了証を授与させていただきました。みなさん良い笑顔で写真も撮影!

企業のトップと交流座談会

午後からは、企業の社長さん・役員の方をお呼びして、全員で交流座談会を行いました。

今回お越しいただいた企業さんは、以下の3社です。

  1. 株式会社岡田商運 岡田社長
  2. 株式会社スーパードライチェーン 赤木常務
  3. 長瀬石油株式会社 長瀬社長

本当はもう1社お越しいただく予定でしたが、体調不良で欠席となってしまいました…残念です。

交流座談会では、学生さん・企業さんから一人三つずつの質問を集め、ランダムでお互いに答えていきました。

「自分の会社のどのような部分が一番好きですか?」「子どもの頃の将来の夢は何でしたか?また、子どもの頃の夢と現在の仕事に共通点はありますか?」などの普段の説明会や選考では聞けないような質問が学生さんから飛び出しました。

一方、企業さんからも質問がありました。大学の授業のことやアルバイトのことなど、学生さんがどんなことに取り組んでいくのかという質問では、学生さんも笑顔で話をしてくれました。

「生きる意味とは?」「仕事で新しいことに挑戦したい?」といった少し難しい質問もありましたが、自分たちなりに考えて話す様子が見られました。(i-Canvasを経て、少しは話しやすくなったのではないでしょうか?)

 

今回お越しいただいた企業さんは、座談会にもお越しいただきます。

時間の関係上、学生さんからの全部の質問にはお答えできなかったので、聞けなかった質問はぜひ座談会で聞いてみてください!

学生と企業の緩やか座談会

参加学生からの感想

振り返りシートにそれぞれビッシリと感想を書いてくれました。i-Canvasで伝えたかったこと、本質が参加者のみんなに伝わっているように思い、とても嬉しく思いました…!感動です。。。

ごく一部ですが、ご紹介しますね。

三日間を通じて印象に残ったこと

  • 自己分析や自分の人生理念、職業観を選択理論心理学について学びながら可視化できたことです。これまで私が大学内で取り組んできた自己分析は表面的なものが多く腑に落ちないものがほとんどでした。今回は、基本欲求や上質世界の存在や役割を理解しながら自分と向き合うことができて本当におもしろかったです。
  • 一番印象に残ったことは2日目の就活ゴールの作成です。自分はどんな仕事につきたいかという表面的なことばかり考えていましたが、仕事についてからがスタートという意識のもと、どうなりたいかと考えると自然と迷っていたものが明確になっていったので、あとはそれに見合う職業を見つける努力をしようと思いました。
  • くれない族についての話やカードゲーム、グループディスカッションなどを通して、就活だけでなく普段の生活を通して自分のことだけでなく他人を気にかけることの大切さを学ぶことができたのが良かったです。

友人に今回のプログラムに参加したことの内容をもし伝えるとしたら、一番伝えたいことはどんなことですか?

  • 個人で自己分析を進めていくよりは、他人と想いと共有しながら一緒に進めていった方がより充足したものに仕上げられるということです。
  • 何でもいい、どこでもいい、じゃなくて自分が本当に仕事を通じて得たいことは何なのか、何をするのが好きか、苦しい場面にあった時何があれば乗り越えられるか。自分の明確な目標をしっかり定めることが大事だと伝えたいです。
  • 自分の感情をコントロールしたり、自分の行動や言動は誰かにさせられたり、他のもののせいではなくて、全て「自分」が選択したり、自分の欲求や願望に沿って行動・言動しているものなのだということを伝えたいです。だから、自分がこうなりたいという欲求・願望があるのなら、それに従った選択を自分がしていければいいのだよと伝えたいです。

その他感想

  • この会を通して、私が本当にしたいことなど奥底にある思いを引き出すことができました。これらをさらに深め、履歴書やエントリーシート、面接等に活用していきます。三日間、ありがとうございました。
  • 3日間で、自分の中にある言語化できないもやもやがかなりくっきりと可視化でき、本当に充実感のある時間を過ごすことができました。また、選択理論心理学で学んだことをインプットするだけでなく、書く・話すなどのアウトプットがしっかりとあって、質の高い学びをすることができたと感じました。3日間本当にありがとうございました!
  • 自分一人で就活について悩んでいたけど、今回参加させていただき、大きな枠が定まったことはもちろん、これから生活していく上で役に立つ、自分がより良い人生をおくれるようなアドバイスをいただいた気がします。3日間ありがとうございました。

  • 今回、本当に参加してみて良かったです。今までやらない理由を探して逃げることが多かったけど、まず参加したということが自分にとっての進歩のように感じます。本当に3日間ありがとうございました。
  • この3日間に参加して、具体的な自分のなりたい像を見つけられて良かったです。できるなら去年参加したかったです。ありがとうございました。
  • 学校ではなかなか教えてくれない「究極の心理学」を学べました!! 3日間本当にありがとうございました!! これからの就活にも役立てたいです!!
  • 就活を一人でやるのは気が進まなかった。だから、3日間楽しい環境で自己分析、グループディスカッション、自分について話すなどの練習をすることができて良かったです。3日間ありがとうございました。就活に向けてこれからもお世話になります。

3日間、本当にお疲れ様でした!今回の経験が、就職活動で、そして今後の生活で活きることを祈っています。

ODL就活Caféでは引き続き就活を頑張るみなさんの応援をしていきます!

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