葬祭のお仕事に向いている人って?飛鳥グループ協同組合座談会(第一回)

葬祭業と聞いて皆さんはどんなイメージを持つでしょうか?ご葬儀というセレモニーは、人生の中で一度は経験するもの。まだの方も、いつかは携わることがあるかと思います。

経験の有無やその時の思い出によって葬祭業のイメージは人それぞれかと思いますが、これまでも何人かの就活生の方から「大変そう」「雰囲気が暗そう」といった声を聞くことがありました。

果たして本当にそうなのでしょうか?今回の「学生と企業の緩やか座談会」では、「葬祭業の実際のところ」をたくさんお伺いしました!

ゲストは飛鳥グループ協同組合さん

今回の座談会では、岡山県内において、葬儀・法要会場の「法要庵」と家族葬ホール「ひとひら」を運営する飛鳥グループ協同組合さんが登場!

お越しくださったのは、事務局長を務める中居さんです。

実は初年度から学生と企業の緩やか座談会にご参加頂いている飛鳥グループさんですが、中居さんが座談会でお話をされるのは久しぶりでした!

飛鳥グループ協同組合さんの同業他社とは違う一番の特徴は【協同組合】であること。協同組合とは、複数の企業の集合体のことです。

【ご葬儀の運営をする会社】【墓地・墓石の販売や施工をする会社】【仏壇・仏具の販売をする会社】【返礼品(ギフト)を取り扱う会社】…などなど、様々な会社が集まって飛鳥グループ協同組合を成しているのです。

協同組合を結成することで、飛鳥グループさんを利用するお客様には『葬儀のことからギフトのことまで全て相談できる』『他の業者を介さないので中間の手数料が掛からない』といった大きなメリットがあります。

こうしたお客様のことを一番に考えたサービスを提供してきた飛鳥グループさんは、現在会館のある岡山市・倉敷市・津山市において、各地域に深く根付いた企業となっています。

現在の高齢化に伴い、年間の死亡者数はこれからも増加傾向にあると予想され、2040年度にはピークを迎えると言われています。

これからもますます重要性が増してくるであろう業界ですね。さて、それでは参加された学生さんからの質問を少し紹介していきます。

学生さんから中居さんへの質問タイム

暗いイメージがありますが、社内の雰囲気はどんな感じですか?

「ウチはかなり明るいです。個性がかなり強いです!」と即答の中居さん。

もちろんお客様が社内にいらっしゃる時は違いますが、イメージしている暗さとは真逆。面白くて朗らかな社員さんが多いそうです。

後ほどご紹介しますが、飛鳥グループさんは「検定制度」という、頑張った分だけ評価や仕事の幅の広がりに繋がる制度を導入されています。

このことから、若手の社員さんの活躍も多く、社内の活性化に繋がっているそうです。

社内検定の内容は?

先ほど触れた「検定制度」ですが、これは飛鳥グループさん独自のもの。「接客検定」「来店対応検定」「入会案内検定」「寝台搬送検定」「見積もり検定」などなど、さらに多くの種類があるそう。

入社してすぐに全社員が受けるものは、A4用紙一枚にズラリと書かれた飛鳥グループさんの社歴や業務内容といった会社概要を暗記する検定。

これは暗記するだけでなく、印象の良い話し方や人前で話す練習も兼ねて、全体朝礼で一人ずつ発表があるとのことです。

印象に残った出来事は?

「良かったこととしては、お客様から泣きながら『中居さんに会えてよかった』と言ってもらえたことです」と中居さん。

「ショックなこともありました。自分の担当の仕事で失敗してしまい、すぐに謝りに行きましたが、とても優しいお客様で、私のことを怒らないでくださったことが逆に本当に申し訳なく、ただただショックでした。」とここでしか聞けないようなお話もしてくださいました。

どんな人が葬祭業に向いている?

中居さんは「人のことが好きな人、人のお世話が好きな人。これに尽きます!」と強調。座談会中に繰り返しお話しされていて印象に残っているのが「どこまでいってもサービス業」という中居さんのお言葉。

特殊な業界に思われるかもしれませんが、「人と関わること」がお仕事という点では、至って他と同じサービス業なのです。

また、他には「言葉遣いが優しい人」なども向いている人の特徴として挙げられていました。

どんな気持ちで仕事をしている?

「お客様は悲しみの底にいて、かつパニックになっている方が多いです。そんなお客様の気持ちに寄り添うこと。」

「まずはお客様の希望を聞き、それを叶えられるように良いものを提案していく。」

「提案する際も一方的ではなく、必ずお客様に選択肢を与えるんです。納得した形で式を執り行うことが一番ですから。」

そう熱くお話しする中居さんからは、お客様の悲しみに寄り添いながら、より良いサービスを提供していこうというプロの魂が感じられました。

参加した学生さんの感想

  • お客側の目線のことは分かっていたが、社員の方がどのような思いで仕事をされているのか知れて良かった。中居さんがこの仕事のことをすごく大切に思っているのが伝わってきて、とてもいい職場なんだろうなと思い、興味が湧いた。
  • 興味のあるお仕事だったので、現場で働く方の声や、会社の特徴・制度、前々から気になっていた点などをお聞きすることができ、大変有意義な時間でした。
  • 2040年までは確実に伸びてくる業界であるだけに、これから新しい技術や取り組みが登場することも予想されると思う。その勉強の必要性も感じている。
  • お客様のことを全力で思いやって仕事をされていることが話を聞くだけでも伝わってきて、僕も誰かのためを思って、本気で仕事に打ち込める社会人になりたいと強く感じました。
  • 営業やお墓参りの代行などいろんな仕事があって大変だと思いましたが、お客様とのかかわりが深く、その良さも感じられました。

今回参加された方は葬祭業に興味のある学生さんが多く、より専門的で具体的なお話を聞くことができました。最初は緊張気味だった学生さんも、中居さんから出てくる興味深い内容のお話にどんどん引き込まれていくのを感じました。

楽しく、そして為になるお時間をありがとうございました!

飛鳥グループ協同組合 関連リンク

▼オカジョブ2020

飛鳥グループ協同組合の企業情報 – オカジョブ2020

▼ODL就活Café 飛鳥グループ協同組合さんのページ

飛鳥グループ協同組合の紹介ページ – ODL就活Café

飛鳥グループさんは残り2回、座談会を予定しています。

  1. 2019年3月18日(月)17:00~19:00
  2. 2019年4月15日(月)17:30~19:30

3月は同じく中居さん、4月は専務理事の谷口さんにお越し頂く予定となっています!ぜひ、お気軽に申し込みください。

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