代表メッセージ

「どの道を行くか」は「どこに行きたいか」で決まる

皆さん、こんにちは。ODL就活Café代表の堀江です。ODL就活Caféのウェブサイトを見ていただいてありがとうございます。全国300万社近くある会社の中から、インターネット上とはいえ、出会えた奇跡に感謝です。

私の就職活動は随分と昔のことですが、関西を中心にいろんな企業を訪問したことを(面接していただいた社長や担当者まで)今でもはっきりと覚えています。学生時代の就職活動は一生に一度切りですから、幸先良い社会人としてのスタートを切りたいものですね。

企業が欲しい人材ってどんな人?

ODL就活Caféは現在、岡山に拠点を置いて、主に中四国の企業と深い関係を築いています。だから、いわゆる大手と言われる企業は少なく、お客様のほとんどが優良中小企業なんです。

中小企業の採用ということになると、大概の会社で社長が必ずどこかで面接をしますよね。そもそも中小企業の社長が学生さんの内定を決める時の最大の要素って何だと思いますか?

簡単に言ってしまうと、その学生さんを「好きになれるか・なれないか」ではないかと思います。じゃあ「どんな学生さんを好きになるんだろうか」ということですが、これはいくつか根拠があります。

言葉より、態度や姿勢を見ている。

中でも一番は、「どれだけウチの会社でやりたい」と思ってくれているかどうかだってことだと思います。その会社に対するモチベーションが高いということです。

実はこの願望が面接の時に「態度」として表れてきます。「言葉」ではなく「態度」から熱いものが伝わってきます。結局、その人の「熱意」が人の「心」を動かすのだと思います。

素直な人ほど成長が早い

その次二番目に来るのは、やっぱり人柄…?人柄って抽象的な表現ですが、もう少し具体的に言うと「素直さ」や「人の良い点を見ることができる(他人から学習できる)プラス思考」ってところでしょうか。

こんな人は会社に入ってもいろんな人から情報がもらえる人なんです。だから成長のスピードが違うんですね。

やる気が一番の能力

そして三番目に来るのが、その会社でやっていくのに最低限の能力を持ち合わせているかどうかというその時点での能力です。いろんなテストなどをするのもそのためです。

このあたりは大手企業とは少し違うかもしれません。私自身は「やる気(モチベーションの高さ)」こそが、最高の「能力」だと思っています。遊びでもなんでもそうですが、「本気」になれる人はいいですね。

自分にとっていい会社とは?

自分の気持ちや意思を決める根拠を持とう

メニューが豊富なレストランなんかに行くと、何を食べようか迷うことが時々ありますよね。根拠のないところでの意思決定は、時間がかかったり、なかなか決められなかったりすることがあります。

例えば、今日はお金がないから安いもので済まそう…だとか、最近調子悪いから栄養価の高いものにしよう…とかの根拠があれば、比較的早く自分の意思を固めることができます。

レストランで何を食べるかは別にどうってことはないですが、これが人生のレストランということになると、ちょっと話は違ってきます。

この根拠を就職活動に持っておくと、強い味方にきっとなってくれると思います。では、どんな根拠を持つことが望ましいか。私なりに思うことを少しお話しておきます。

義務感で働き続けるのはしんどい

一番いい根拠は、なんと言っても「何をやりたいか」、いわゆる「やりたい仕事」が明確であることが一番いいでしょうね。自分に何ができそうかではなく、何がしたいか、あるいは何ができるようになりたいかです。

いくら大企業でお給料もよくて、休みもたくさんあっても、やりたいと思わない仕事を無理にしていることはモチベーションが上がらず、ストレスも溜まりやすいですよね。

関心の強いことや好きなことは、いくらやっても大して疲れないけど、義務感でやっている仕事はしんどいです。逆に好きなことをやっている時というのは気分がいいですよね。関心も強いから勉強もするし、意欲も芽生えてくる。

だから成長する。成長するから更に仕事が楽しくなるってわけです。

更には、その会社でその仕事をすることによって、どんな自分の未来を創り出していきたいか。ここまでもが明確にあると言うことないですね。そのイメージを実現することが、就活の本来のゴールですから。

でも、そういうことがわかって就職活動している人は、実際は少ないのではないのかと思います。やる気はあっても、それをどこに向けたらいいかわからない。そんな人が、むしろほとんどのような気がします。

共感も会社選びのきっかけになる

だから、それともう一つ、大事なことがあります。仕事をどんなステージに立ってやるかです。つまりどういう会社に身を置くかってことです。これも大切な根拠だと思います。

企業説明会などで話をしっかり聴いて、「やってみたい」と思えたり、その会社の方向性や社長の考え方などに自分自身が共感できたりしたら、その気持ちを大事にしてチャレンジしたらいいと思います。

企業の経営環境も以前とは大きく変化しています。大手企業に就職できたからといって安心はできません。同じやるなら、自分自身が信じることができそうな会社を選択してください。

説明会で話を聴いて内容そのものは理解できても、ワクワクしたり、感動するものが薄かったりすると内定をもらっても後で迷うことが多いのも事実です。

迷ったら、相手を信じる

それでもわからない時は?? 「あなたにぜひ来て欲しい。」って内定してくれる会社に就職したらいいと思います。

その会社で長年やってきた人たちが、あなたのことを見て「あなたならやれる」、「あなたに来てほしい」と言っているのだから、素直にそのことを信じよう。迷った時の最大の解決策は「信じること」しかないです。